〜完璧なる完成〜
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タロット大アルカナ【ワールド】カードの意味と解説
神の中に宇宙の理解を見出す時の歓喜を象徴したもの。宇宙の完全性と終わりを表すカード。リースの上下の二箇所に赤い結び目が見られ、この縁は二本の縄でできていると言うことが分かります。左右二つの繁栄により一つの縁があるということ意味します。
中心にいる女性、実は存在は男性器も実はあると言われており、男性と女性が統合された状態を表している。これは対立原理であるプラスとマイナス、陰陽の統合を示すポイントになっています。さらに結び目は無限を表す記号インフィニティとして描かれ、統合による輪が永遠であるものを示しているのです。
そして、四方に描き出された獅子と牡牛、人、鷲は12星座の中の4つの星座に当たる獅子座、牡牛座、水瓶座、さそり座の古いシンボルでもあり、火・地・風・水のグループの筆頭に来る星座でもあり、この4つの星座の感覚が全て統合されている。まさに自然の流れすらも統合されている状態になります。
実際にこのカードが出てきた時に言われる言葉は完成。地位や名誉、お金、健康、恋愛、結婚など全てが手に入る。すると祝福され喜びに満ち溢れた感覚が広がるでしょう。
大アルカナ【ワールド】逆位置の意味解説
大きな目標や夢の完成まで今、目の前にある一つの課題を完成させたのでしょう。ただ、これからの道のりはまだまだ遠く、完成には至っていません。今ここで満足しているかもしれませんが、あくまでも道の途中ということを忘れないように。
またもう一つの意味として、他人の人生という世界を歩んでいるのかもしれません。今この瞬間を生きているのはあなたで、主人公もあなたです。この世界をみているのもあなた。両親や誰かの人生ではなく、自分自身の世界を創造し、自己の完成を目指していきましょう。
恋愛の意味解説
恋愛における世界の意味は一言で言うなら完成ですから、うまくいくとしか言いようがありません。自分の中の結婚における最高のパートナーとの出会いがあり、その結婚における最高のパートナーとの距離感が縮まり、運命が綺麗に流れていく。
例えるならば、男と女が統合する。一つになる。それが結婚のプロセスですから、そのプロセスを踏んで行き、統合し、合体し、一つになっていく、そしてそれが幸せという愛の種をどんどん生んでいくでしょう。
どんな人がいいのかというと自分と真逆の人間になっていくことが非常に多いです。まるで凸と凹を合わせるように、自分にないものを持っていて、でも相手が持っていないものを私が持っている。お互いがお互いをカバーできる関係性であるといいでしょう。
逆位置の恋愛解説
相手との距離感も含めて、自分自身がどうやったら相手と一つになれるのかというのを今一度考えてみましょう。それは自分自身が合わせようとしていないだけ。ということに気づいてください。必ずお互いは合うはずですから。
そして、もし意中の人がいるのであれば諦めないでください。今は希望がなくても身を結ぶ日が来るでしょう。急接近するよりも、一つ一つの距離感を詰めて行くことが大事です。課題がクリアーになった先に、幸せな時間が訪れるでしょう。
仕事解説
仕事はもしかしたらテレビに出るかもしれない。取材が来るかもしれない。メディアに出るかもしれない。望んでいた成功が手に入るかもしれない。地位や名誉やお金、全てが手に入るかもしれない。だからこそ、自分自身の世界を仕事を通じて創造してください。
もし、世界というカードが出ている未来があるなら、チャンスを掴み取らないというのはとてつもなく勿体無い話です。もし自分自身の中で全てを手に入れたいという思いが少しでもあるのであれば、そしてもし世界が出たのであれば、絶対に一歩踏み出し、必ず手に入れるということを意識していきましょう。そうすれば、自分が望んだ世界が手に入るはずです。
たとえそれが勇気の要ることだとしても。
逆位置の仕事解説
まだスキルと経験、実績が足りてないようです。足りないを埋めるようにするより、自分自身の長所を活かしてそれだけ伸ばしていきましょう。すると自然と弱点も改善されたり、もしくは誰かの助けによって良き循環が始まるでしょう。
たった一つの仕事でも大切にしっかりと行うことで、自分の成長と共に完成へと近づきます。いきなり成功しようとする限り、自分自身の理想の成功は手に入らないでしょう。大切なのは着実に長い道のりを楽しみながら、過ごしていくこと。
そうすることによって、自分の今までない感覚が統合されていき、完成されていく。それによって多くの人が喜び、地球も宇宙も喜び、そして宇宙と繋がり、純粋にこの世界における愛を感じられるはずですから。
キーワード
正位置 完成、統合、願望成就、出会い、全肯定、バランス、永遠、自然
逆位置 未完成、違和感、途上、進歩、不自然、分離
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千晴近藤
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- 大アルカナ世界の解説(THE WORLD) - 2018年6月8日